ブラックジャックのアクションの1つであるインシュランス。
あまり使うシーンがないと言われていますが、果たして使ったほうが有効なアクションなのでしょうか。
ここでは、インシュランスの仕組みと使った場合のシミュレーションをしながら損得について明らかにしていきます!
ブラックジャックの基本ルールと賭け方の記事はこちら
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カジノのブラックジャック【基本ルールと賭け方】
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ブラックジャックのインシュランスとは?
インシュランスとは「保険」という意味。インシュアランスとも呼ぶケースもありますが、どちらも同じ意味になります。
使い所としては、ディーラーのアップカードがA(エース)の場合です。
ディーラーのアップカードがAということは、もう1枚のカードが10または絵札の際にブラックジャック(21)が成立してしまうことになるため、自分もブラックジャックを出さない限り勝ち目はありません。
このかなり不利な状況を回避するためのアクションがインシュランスになります。(ただし、インシュランスが使用できないテーブルもあります)
インシュランスを使うことで、ディーラーがブラックジャックを成立した場合に
ブラックジャックのインシュランスのやり方
インシュランスは、賭け金の半分を追加で支払うことで使用することが可能です。この金額が、いわゆる保険料(=インシュランス)という形になります。
インシュランスを使って、ディーラーがブラックジャックになった場合には、賭け金は保護され、かつ保険料の2倍の計3倍がリターンされる仕組みになっています。
インシュランスを使うのは損?それとも得になる?
インシュランスの仕組みが理解できたところで、実践では果たして有効なアクションと言えるのでしょうか。
インシュランスを使った勝敗パターンは5つに分かれますが、全てを俯瞰してみると、損か得なのか分かってきますので、10ドルベットした場合のシミュレーションをしてみましょう。
インシュランス | 勝負 | 獲得損益 |
成立 | 負け | ±0 |
不成立 | 勝ち | +5ドル |
不成立 | 負け | -15ドル |
不成立 | ブラックジャックで勝ち | +10ドル |
成立 | ブラックジャックで引き分け | +5ドル |
インシュランスが成立(ディーラーがブラックジャック)すれば、インシュランスにベットした額(ここでは5ドル)の3倍配当になるため、仮に勝負に負けたとしても損失はありません。
一方、インシュランスは不成立でも、ゲームに勝てれば保険金は没収されますがプラスで終わることはできます。
しかしながら、確率を考えれば、ディーラーがブラックジャックを出す確率は30%しかありませんし、さらにこちらもブラックジャックを出せる確率はたったの4.73%にしかなりません。
このようにインシュランスは期待値が異常に低いため、使うべきではないアクションになります。
ブラックジャックの鉄板攻略法として知られるベーシックストラテジーでも、インシュランスの使用は認められていないため、しっかり勝ちを積み重ねていきたい方は、インシュランスは使用しないようにしましょう。
ベーシックストラテジーの詳しい解説については、こちらの記事をご参考ください。
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スプリット、ダブルダウン、サレンダーなど、他のアクションについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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