カジノの入出金で多く利用されるオンライン決済サービスの1つであるiwallet(アイウォレット)。
ここではiWalletの入金・出金方法や手数料などサービスの仕組みと概要についてまとめています。
iWallet(アイウォレット)とは
iWalletは、イギリスのロンドンと香港を拠点に運営するオンライン決済サービスで、アメリカと香港を除く全世界に向けてサービスを展開しています。
政府及び関連行政期間の監査を受けて指導を受けているとHPは記載がありますが、具体的にどの国のライセンスを取得しているなどの明記がないため、やや信頼性に欠ける部分が否めないのが正直なところです。
とはいえ、サイトやメールサポートは日本語対応されているため、比較的日本人ユーザーの利用者も多いようです。
iWallet(アイウォレット)へ入金する方法
iWalletへ入金する方法は、国際銀行振込とクレジットカードの2つの方法がありますが、クレジットカードの入金は現在停止中なので、実質1種類のみとなります。
●国際銀行振込
自分の国内銀行からiWalletの口座へ振込する方法です。
中継銀行手数料が銀行によって異なること、金額によってはテロ対策・マネーロンダリング対策によって細かい本人確認が必要となる場合があります。
入金反映までの期間:3~5日で着金→1営業日で口座反映
iWallet(アイウォレット)から出金する方法
iWalletから出金する方法は以下の2種類になります。
●国内銀行振込
入金と同じく、iWalletの口座から日本の国内銀行の自身の口座へ国際送金にて振込をする形です。
銀行によりますが、出金までの期間が入金時と比べてやや長くなっています。
出金までの期間:一週間程度
●収納代行サービス
これまでMasterCardのプリベイドカードであるiWallet Cardのカードにチャージして、ATMから出勤できるのがiWalletの魅力でしたが、残念ながら2018年に利用が停止してしまいました。
それに代わる出金方法として追加されたのが、収納代行サービスです。
iWallet口座から日本の国内銀行に振込するという流れは同じですが、中継をiWalletが代行することによって手数料が安く、出金スピードも早くなるのが特徴です。
ただし、エグゼクティブ会員にならないと利用できないので注意が必要です。(アカウントの種類については後ほど解説します。
出金までの期間:3営業日
iWallet(アイウォレット)のアカウントの種類と手数料
iWalletのアカウントは口座開設時にはスタンダード会員ですが、本人確認書類と住所証明書類の審査を通過すればエグゼクティブ会員にアップグレードすることができます。
エグゼクティブ会員は、収納代行サービスの利用および入出金の限度額が無制限になるといったメリットがあります。
この辺りを含めて、iWalletの手数料一覧を下記にまとめてみました。
スタンダード会員 | エグゼクティブ会員 | |
---|---|---|
銀行からiWallet口座への入金 | 無料(銀行の中継手数料は別途) | 無料(銀行の中継手数料は別途) |
iwallet口座から国内銀振込 | 2.3% | 2.3% |
iWallet口座から国内銀行振込(収納代行) | 利用不可 | 送金額の0.25% (最小 US$35) |
1回あたりの入出金上限額 | US$1,000.00 | 無制限 |
口座維持月額手数料 | 無料 | 無料 |
休眠口座管理手数料 | US$20.00 / 年 | US$20.00 / 年 |
口座閉鎖手数料 | US$5.00 | US$5.00 |
iWallet(アイウォレット)は維持手数料に注意
iWalletを利用する際に1点注意しておきたい事として、一定期間利用をしなくなった際の維持手数料があります。
頻繁に入出金する方は問題ありませんが、前回の取引から180日間(6ヵ月間)で取引実績が確認できない場合は休眠口座扱いとなり、年間で20ドルの維持手数料が発生するからです。
この取引実績とは、アカウントにログインしただけではカウントされず、入金または出金等の取引が必要となりますので注意したいところです。
また、口座を閉鎖する際の手数料も5ドル必要となるので、口座開設の際は、その辺りも踏まえて検討しておきたい所です。
まとめ
iWalletはiWallet Cardが利用できた際は、日本国内のATMから出金ができたため、他のオンライン決済サービスよりも利便性が高かったように思います。
現在では金融事情によって、各オンライン決済サービスの立ち位置も不安定な状況が続いているため、なかなかサービス面で差をつけられないのが現状です。
そのため、iWalletについては今後の展開に期待しています。